モルディブウェディングセレモニー

クルージング後、洋服だけ着替えに一度部屋に戻ります。私の方は肩を出したドレスなのでさほどでもないのですが、旦那は長袖のシャツを着た上にタキシードです。緊張ももちろんですが、暑さで汗をグッショリかいてしまい、下着やワイシャツは絞れるほどの汗でした。

そしていよいよ、本日最後のイベント、ウェディングスペシャルディナーです。

砂浜に、私たちのためだけにテーブルセッティングがしてあります。その周辺には大人のこぶしほどの穴が掘ってあり、中にロウソクが灯してあるという演出です。下からぽぅと浮かび上がる光に、波打ち際がキラキラと輝いています。とても幻想的な光景です。

テーブルにはメニューが置いてあり、４品ほどのお料理が並んでいます。

英語のできない私たちが「4品なんだな」としか確認しなかったメニュー(^^ゞ

○Plate of the Sea and the Earth Selection of seafood mezze delicacies from the house reef and Mediterranean

○Maldivian spiced fisherman's stew

○Rock Lobster in two ways Maldivian lobster in "themidor"style and grilled lobster half, served with lemon greens, potato salad couscous tabouleh lemon buerre blanc and pomegranate vinaigrette

○Sweet tastes of Exotica Peanut butter sandwich with raspberry jelly, chocolate parfait, and mango ice cream, hand rolled pralines, berry coulis and mango sauce

４行あるから４品と思ったのが間違いだったことに気がついたのは、食事が随分進んでからでした。(^^ゞ

１品目、２品目と、とても美味しく完食し、３品目が出てきたところでメニューへの理解が間違っていたことに気がついた私たち(笑)。全部で４品で最後はデザートにもかかわらず、その直前のお料理がメインらしいお料理ではありません。旦那とそう話しながらメニューを見ようとするのですが、辺りはすっかり暗くなり、鳥目の私は読むことができず、旦那の方も英語を読む気などありません。

すでに辺りはこの暗さ　確認できるのは、お料理を運んでくるレストランの灯りだけです

だんだん、お腹もきつくなってきてしまい、出されるお料理はどれもこれも間違いなく美味しいのですが、一皿一皿の量が非常に多いんです!!　いったいどれほどのお料理が出てくるのか検討もつかなくなった私たちは、このペースだと、次のお料理が食べられなくなるなと、フォークとナイフを食事が済んだことを知らせる状態に置くのですが、ウェイターさんは私たちに気を遣ってか、近くまで見に来てくれませんし、暗いので食器の状態は見えない様子です。お皿の上にお料理があるのを見て、まだ「食事中」と判断するのか、戻っていってしまいます。

あまりに時間がかかるので、ようやく様子を見に来てくれたウェイターさんに、「ごめんなさい、もう食べられません」と伝えるのですが、まだまだ序盤戦だったらしく、次に出てきたのが、どうみても「お口直し」の一品です。

そんな調子で、どのお料理ももう食べ切れなくなり、それでも頑張って食べられるだけは食べて、「食べ終わりました」の状態に食器を置くのですが、なかなか気づいてもらえず、時間ばかりがどんどん過ぎて行く・・・

時間の経過とともに、どんどんお腹はきつく、そして眠くなっていきます。

共に疲れが出ているのですが、旦那は私以上に緊張の疲れが出ているようで「帰っちゃ駄目かな」と言い出します。「最後にきっと、シェフが挨拶にくるから、帰っちゃ失礼だよ」となんとかなだめ、「じゃ、次の料理が来たら起こして」と言いだす始末です。

折りしも、その日その時間は潮の満ちる時らしく、波がどんどん近づいて来ます。そして、ロウソクの灯してある穴に水が入り、ひとつ、またひとつと消えていき、どんどん暗くなっていく･･･

なんだこれ？と思うでしょうが、砂浜に穴を開け中でロウソクを灯しているのです
他は全て満ち潮で消され、残された最後の灯りがこれなんですぅ〜

なんとかデザートにコーヒーまでたどり着き、朦朧としながら待つことしばし。やっとシェフがお越しになりました。あぁ、帰らなくて本当に良かった〜

とても美味しかったこと、でも、私たちには量が多かったこと、食べきれなくても、全部のお料理に箸はつけたということ、最後に残してしまってごめんなさい、これを伝えたかったのだけれど、私の英語力で果たしてどの程度伝わったでしょうか。

20時にスタートしたスペシャルディナー。終わった時間は23時をゆうに回っておりました･･･

暗くてお料理の写真は全滅でした・・・残念！